駒ケ根市切石浄水場更新へ
駒ケ根市内に水道水を供給している切石浄水場は施設の老朽化などにより、09年度をめどに全面的に更新される見通し。事業費は現在の施設の解体費を含め約16億円で、財源は一般会計からの繰り入れは行わず、国庫補助金、起債、料金収入を充てる方針。これにより、水道料金は完成翌年度から2段階に分けて5%程度の値上げが必要という。市まちづくり推進部水道課が1日の市議会全員協議会で説明した。
同浄水場は1964年に1系列が完成、72年に1系列が増設された。それぞれ42年、34年が経過して老朽化が進んできたほか、耐震性も十分でない上、手動制御で急激な水質変化に対応できない竏窒ネどの問題があることから、水道課は約1年前から改修を含め、施設の更新について検討を重ねてきた結果「膜ろ過方式」施設の新設が望ましいとする結論に達した。比較したほかの方式に比べ、より安全で安定した給水が可能という。