駒工を育てる会駒ケ根支部臨時総会
県教育委員会が6月、駒ケ根工業高校を赤穂高校に統合するなどとした高校再編案を公表したことを受けて駒工を育てる会駒ケ根支部(会長・中原正純市長)は28日夜、臨時総会を市役所南庁舎で開いた=写真。約30人の委員が出席し、現在同校同窓会が中心になって活動を始めている統合反対の署名運動を、今後自治会組織などを活用して市民全体を対象に行うよう市区長会に要請することを決めた。
出席者からは「駒工は上伊那の基幹産業である工業を支えている貴重な存在。駒ケ根市だけでなく地域全体の問題としてとらえることが重要だ」「統合反対の熱意をさらに強くアピールするためには署名運動だけでなく、高校改革プランについて審議している第3通学区推進委員会に対して直接陳情することなども考えるべき」「市民参加の総決起大会を開いたりするなど、行動で示すことも必要だ」などの意見が出された。
同校同窓会の三浦靖幸会長は「署名活動を区長会が行ってくれるのであれば同窓会としては伊南地域以外の市町村などでの署名活動を行うなど、統合反対を訴える範囲をさらに拡大していきたい」と話した。
同窓会は8月3日に駒ケ根市文化会館で駒工存続のための決起大会を開くことを決めている。