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ランドセルに手をかけれた事件で現地診断

飯島町JR飯田線仏石踏切で

ランドセルに手をかけれた事件で現地診断

 29日早朝、飯島町JR飯田線仏石踏切で、飯島小学校6年男子児童(11)が電車待ちをしていた際、不審な男にランドセルに手を掛けられるという事件を受け、1日、通学路の安全対策構築のための現地診断があった。
 駒ケ根署や町、町議会、学校PTA、見守り隊など関係者約30人が参加。国道153号線沿いに集合し、通学路を歩き、仏石踏切へ。現場で同署の長沼生活安全刑事課長が状況説明した。男子児童の話では、坂の下から歩いて行くと、前方に見たことがない男が歩いており、追い抜く時「おはようございます」とあいさつしたが、男からの返事がなかった。警報機が鳴り、遮断機が下りた踏切で、列車通過を待っていたところ、男が後方から寄ってきて、ランドセルに手を掛けたので、びっくりして、ランドセルを下ろして、遮断機をくぐり、走って逃げ、助けを求めた-とし「再発防止に向け、登下校時のパトロール強化。犯人検挙に向け、聞きこみや子どもたちに対する聞き取りなど、全力を挙げて捜査している」と報告した。
 この後、参加者は踏み切りを渡り、車道まで約300メートルの急な坂道を歩いた。
 現場の坂は通称「地獄坂」と呼ばれ、飯島陣屋があった時代、刑場に通ずる道で、細い道の両側は竹やぶや雑木で覆われ、うっ蒼としている。
 現場踏破後の意見交換会で、高坂町長は「樹木が茂り、通学路が暗い。道幅を拡張し、地権者の了解を得て、周囲の竹や木を間伐し、明るい通学道に変え、防犯灯も増設したい」と述べた。
 山本署長は「最終的に花いっぱいの明るい通学路となるように期待している。犯人検挙に向け、情報提供を」と関係者に協力を呼び掛けた。

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