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村福祉作業所が喫茶を7月オープンへ

村福祉作業所が喫茶を7月オープンへ

 宮田村福祉作業所は7月8日、入居している町2区の仲なかふれあいセンター内に喫茶コーナーを開設する。通所者にものをつくる作業だけでなく、多くの人と接する喜び、地域とのつながりを深めてもらおうと計画。希望者が交替で店員となるため、開店にむけ接客研修に励んでいる。
 ソフトドリンク類中心のメニューを予定。今までは机に向って作業することが多かった通所者だが、あいさつや注文の取り方、コーヒーの煎れ方など、本番を想定した接客研修にも意欲的だ。
 時には客になり、仲間の接客を客観的な立場で評価。
 「お客様の顔を見て」「もっとハッキリとあいさつを」「身だしなみに気をつけて」など厳しい声も。
 指導スタッフは「初めてだから失敗は当然。落ち着くことが大切」と声をかけた。
 各地の喫茶店を視察するなど勉強熱心。ある女性通所者は「まだミスが多いけど、成功につなげたい」と、開店を心待ちにした。
 知的障害者の共同作業所として2001年に開所。現在は精神も含め9人が通い、布製品など・スものづくり・スの作業を主体にしてふれあいも深めている。
 中心商店街の一角にある仲なかふれあいセンターだが、6月14日には乳幼児親子の遊び場「つどいの広場」(仮称)もオープン。
 作業所職員は「色々な人と接するなかで、人間関係も養えるのでは」と、新たな交流の機会に期待を寄せている。

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