中部電力検針集金労働組合飯田地方本部女性委員会がプルプルタブで購入した車いすを伊那市社協へ寄贈
中部電力検針集金労働組合飯田地方本部女性委員会(人員35人、小平節子主査)は29日、伊那市社会福祉協議会に回収したプルトップと募金で購入した車いす1台を寄贈した=写真。
飯伊地域と辰野町を除く上伊那の市町村で検針、集金に当たる女性でつくる同組合は、大きな場所を必要とせず、気軽に収集できるプルトップを換金し、そのお金で車いすを贈る活動を94年から続けており、05年までに32台を寄贈した。
今回の車いすは、飯田地方本部と長野地方本部が04、05年度に収集したプルトップと募金で購入した7台のうちの1台。例年異なる市町村で寄贈しており、伊那市内では初めてだという。
御子柴龍一会長は「高齢化が進み、車いすを利用する人も多い。古いものを購入することも多い中、新しいものをいだたけるのはありがたい」と語った。
プルトップは、組合員の家庭などで出たものを収集しているほか、検針や集金などで訪れた家庭、学校や保育園などにも協力してもらっている。
小平主査は「新聞などを見たお客様に活動の輪が広がることを期待している。プルトップは、検針などで訪れた時に渡していただければ」と話していた。