箕輪町赤十字奉仕団救急救命法講習会
箕輪町の赤十字奉仕団第1分団は1日夜、救急救命法講習会を沢公民館で開き、止血法や傷病者の保温方法などを熱心に学んだ。
町の6分団が各1回講習をする。第1分団(沢・大出・八乙女)が初回で33人が参加。日本赤十字社長野県支部派遣の救急法指導員が講師を務めた。
講師は、人間の血液量は体重の約8%で、3分の1を失うと重症、2分の1を失うと死に至るため、大出血のときは早急な止血の必要があることを話し、耳の前や鎖骨上のくぼみ、わきの下などの止血点を説明した。
傷口に当てる滅菌ガーゼがない場合に、ハンカチの多少でもきれいな面をライターなどであぶる、アイロンを当てるなどして高温消毒して代用する方法も紹介。当て物には「タオルは吸水性が高く余計に血をすってしまう。ハンカチや日本てぬぐいのほうがよりよい」と話した。
三角巾を使った頭の包帯の仕方、傷病者の全身を毛布で包んで保温する方法も指導。「赤十字は愛をもって最後まで相手の面倒を見てあげてほしい」と話した。