南箕輪村でストーリーテリングの講座が開講
南箕輪村民センターで2日、「お話を語る(ストーリーテリング)講座」の1回目があった。約10人が集まり、南部小学校司書・藤澤薫さんの語りに聞き入った=写真。
ストーリーテリングは、絵本や紙芝居などと異なり、視覚的な要素を用いないで語り聞かせる素語り。地元でも関心を持つ人が多かったため、東京子ども図書館の講座を修了して地元でストーリーテリングを実践している藤澤さんに依頼し、今回の講座を企画した。
藤澤さんは「現代は目で見るものは増えているが、耳で聞き、自分で想像することは大切なことだと思う」と話し、ストーリーテリングを実演。徳島県に伝わる昔話など3話を披露した。
今後は、外部講師の語りを聞いたり、昔話について学んだりし、受講者自身が挑戦することも予定している。藤澤さんは「年月をかけた方が良いものになる。受講者自らが『語ってみたい』と思ってもらえるような講座にしたい」と話していた。