南箕輪村 女子児童が殴られる
見知らぬ女がいきなり平手で
4日午前9時15分、南箕輪南部小学校3年生の女子児童(8)が、見知らぬ女に平手で打たれたとの通報が伊那署にあった。調べによると同8時ごろ、同村沢尻の村道を歩いていた女児が、反対側からきた女に顔面と頭を殴られ、鼻血を出すけがを負った。同署は傷害の疑いで捜査を進めている。
女は20縲・0歳代で、ピンク色のタンクトップ、白っぽい色のミニスカート姿。児童を殴った後、無言でその場を、もと来た方向へ立ち去っていったという。
女児は一人でバス停へ向かって歩いている途中だった。いったん鼻血を拭うために自宅へ戻り、汚れた衣服を着替えてバス停へ向かったが、事件を思い出して泣いていた。地元住民が不審に思い事情を聞き、伊那署へ通報した。
児童が通う南箕輪南部小学校(尾台良左校長・188人)は4日、地区の連絡網を通じ、保護者同伴で登校することを促した。5日は全校集会を開かず、早朝に各担任が事件の概要を説明し、不審者への対応や、休日の過ごし方などを指導。5縲・日は、授業時間を短縮して集団下校する。
学校関係者によると、被害にあった女児は顔に腫れもなく、元気に登校。同小ではこれまで、児童に対して身体的被害が出た例はなく、周囲はいきどおりを感じている。
伊那署は学校側に、通学路にある廃屋などの危険個所を再度確認することを要望。4日から、通学路の警備や被害現場周辺の聞き込みなどの捜査にあたっている。