藤田浩子さんのお話会
昔話や語り継がれてきたお話を、身近なもので作った小道具を使って楽しく伝える藤田浩子さんのお話会が4日、伊那市立図書館であった。地元で語りをしている人や小さい子どもを持つ母親など約100人が、語りについて学んだ。「図書館大好きの会」などが主催。
語りに関心を持つ大人を対象として企画したもので、「おはなしおばさん」として全国的に活躍している藤田さんを招いた。
藤田さんは、新聞紙に細工を施して物語の登場するものに変化させる語りなどを実演。意表を突く楽しい語りに、会場は笑いが溢れた。
また「テレビなどが発達し、母親が子どもに話しかける時間が少なくなった反面、子どもたちは実体験が伴わないで言葉を覚えている。そういう子どもが増えてきたからこそ、楽しみながら言葉を取り込んでいくこういう機会が大切」と語った。