伊南金融機関防犯連絡協議会
伊南地区の銀行、郵便局などの金融機関37店舗でつくる伊南金融機関防犯連絡協議会は5日、駒ケ根警察署で研修会を開いた。各店舗の代表者ら24人が参加し、強盗事件などが発生した際に犯人や車などに投げつけるカラーボールの実技体験を行ったほか、実際に起きた強盗事件を元に制作されたビデオを見て事件発生の対応などについて学んだ。
カラーボールの実技体験では、参加者が代わる代わるボールを手にして目標に向かって投げた=写真。ボールが地面や人形に当たって砕けると鮮やかなオレンジ色の塗料が辺りに飛散。強烈な色に、見守る参加者からは「おおー」と驚きの声が上がった。参加者らは「実際に投げたこともないし割れたところを見たこともなかったが、こんなに目立つ色なら確かに有効だろうね」などとうなずきながら話し合っていた。
防犯用カラーボールは野球のボール程度の大きさの薄いプラスチック製で、中には洗っても落ちにくい性質を持った鮮やかな色の蛍光塗料が入っている。