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2611/(火)

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日系2世女性 着物、ドレスなど寄贈

日系2世女性 着物、ドレスなど寄贈

 日系2世で米国カリフォルニア州立大教授の伊奈さつきさん(62)が5日、駒ケ根市の駒ケ根シルクミュージアムを訪れ、母の故静子さんが絹業博覧会(1939年、米サンフランシスコ)で着用した着物5着、ドレス2着などを駒ケ根市に寄贈した=写真。3年前に制作した日系人収容所のドキュメンタリー映像を収めたDVDも寄贈し「戦争のため、収容所で苦しんだ日系人がいたことを知ってほしい」と話した。
 岡谷市の片倉製糸に数年間勤務していた静子さんは博覧会でファッションモデルと座繰りの実演を務めるために渡米。博覧会で出会ったいたるさんと結婚したが太平洋戦争が起きたため米国内の強制収容所に入れられ、終戦までを過ごした。さつきさんも収容所内で生まれたことなどからドキュメンタリーを制作した。
 シルクミュージアムは寄贈された品を今後順次公開していきたいとしている。

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