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名水地ビール2年目へ

名水地ビール2年目へ

 昨年初めて発売し、飲みやすいと好評だった宮田村の伊勢滝近くの湧水を使った地ビール「伊勢滝の風」が、今年も来月初旬に発売される。酒販業界活性化とむらづくりの両面で、村内の酒販店や南信州ビール、住民有志らが協力。7日には幻の名水ともいわれる標高1900メートルの湧水まで足を運び、1500リットルを採水した。
 酒販店8店でつくる「村酒販店活性化委員会」が企画。村内に醸造所がある南信州ビールで生産し、330ミリリットル入り瓶詰で約3千本を村内各店舗で7月7日から発売する。
 採水作業は、未舗装の林道を車に揺られること約1時間。山中からコンコンと湧き出でる水を、10人の参加者がバケツリレーで汲み上げた。
 汗を流した後の水の味はまた格別。活性化委員会の細田健一委員長は「昨日の天候で濁りなども心配したが、水質も味も抜群。今年もおいしいビールができそう」と話した。
 アルプスから湧き上がるこの水の硬度は12度。「超軟水」の部類に入る。
 昨年は水の特性を活かし、クセのないスッキリとした味に仕上げたが、今年も多くの人が親しめる飲み味を検討中だ。

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