高遠高校福祉コースの1年生がサンハート美和で実習
伊那市立高遠高校の福祉コースで学ぶ1年生31人が7日、長谷の特別養護老人ホーム「サンハート美和」で交流実習をした。
同校では、実体験を通して生徒自身が“じか”に福祉を知ることを重視しており、保育園や福祉施設などを年間で6、7回の課外実習をしている。また、夏休みなどを利用して、ボランティア活動に参加する生徒も多いという。
今回は、1年生にとって初めての実習。この日のために準備してきた紙芝居を披露したり、お年寄りと一緒にちぎり絵づくりに挑戦した。緊張のためか、最初は余り会話ができなかった生徒も、お年寄りに話し掛けられると笑顔を見せ、徐々に打ち解けた。
福祉コース卒業者の約6割は、福祉関係の大学や専門校へ進学している。また、その7割は県内へと戻り、福祉関係施設に就職するという。