梅雨期を前に、市職員が土のう作り講習
梅雨期の出水・土砂災害に備え、伊那市は8日、市職員を対象にした土のう作り講習会を市役所砂置き場で開いた。高遠町・長谷の各総合支所を含め、各課から約30人が集まり、市役所に備蓄する土のう約200袋を作った。
災害発生時、市役所が土のうを作る作業場所になることから、作業場所を確認してもらい、土のうの基本的な作り方や積み方を学ぶ機会を持った。
伊那消防署員2人を講師に迎え、職員はビニール製の袋に約20キロの砂を入れ、ひもで開け口を縛った。そのあと、土のうを積む際「河川の上流側に、土のうの底を向け、間が空かないように重ねる」などアドバイスを受けた。
土のう用の砂・袋は伊那消防署、総合支所、支所などに各400袋を配備している。
5日には管理職を集め、土砂災害や気象の予報・警報時の体制などを説明した。