箕輪町郷土博物館企画展示 「ここにいるよ~写真で見る身近な生き物たち~」
箕輪町郷土博物館の企画展示「ここにいるよ縲恷ハ真で見る身近な生き物たち縲怐vが10日、始まった。普段見過ごしがちな身近に生息する生き物にスポットを当て、写真などで紹介している。
職員らが03年度から05年度にかけて撮影した植物や昆虫、鳥などの写真約90点を展示。「特に珍しい生き物ではなく、どこにでもいる生き物」で、ほとんどが町内で撮影。シロツメクサ、カヤツリグサ、アケボノスミレ、オツネントンボ、ヤマアカガエル、モートンイトトンボなどのほか、長野県レッドリストで絶滅危惧IA類のダルマガエルの写真もある。
昆虫類の判定は、信州大学農学部の中村寛志教授、日本蝶類学会評議員の田下昌志さんが指導。博物館所蔵の天竜川、沢川、深沢川に生息する底生動物の標本、信大農学部所蔵の昆虫標本、生きたアゲハチョウとカブト虫の幼虫も展示している。
博物館では、「人間はさまざまな生き物と共に暮らし、その恩恵を受けているという当たり前のことが、忙しい日々の暮らしの中では実感することが多くはないのでは。ちょっと立ち止まって見ると、身近に多くの生き物がいることに関心を持ってほしい」と話している。
展示は7月9日まで。午前9時縲恁゚後5時(入館午後4時半まで)。月曜休館。無料。
期間中のイベントは「野の花を観察してみよう」25日午前9時、博物館集合、「探草会」7月2日午前9時、上古田グラウンド北集合。いずれも申し込み不要。