伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
225/(水)

ニュース

母親の出産後の家事や育児を支援

ヘルプサービス開始

 伊那市は本年度から、母親の出産後、家事や育児の手伝いにヘルパー派遣した際の費用を助成する「ママヘルプサービス」に取り組んでいる。06年度予算の柱の一つになっている「子育て支援」の充実を図る。
 対象は、産後の回復期に家事や育児を手伝ってくれる人がいないなどの理由を持つ、市内に住所がある母親。
 サービス内容は▽食事の準備や片付け、買い物、掃除、洗濯などの家事▽授乳、もく浴の介助、おむつ交換など育児竏窒フ2項目で、1日2回3時間以内を限度とする。利用期間は出産の翌日から4週間以内。個人負担額は1時間当たり500円。
 市役所で申し込みを受け、ヘルパー派遣の委託事業所である市社会福祉協議会に依頼して、希望者宅に派遣する。
 母親に対し、母子手帳を渡す際に案内しており、今のところ、1件の利用があった。そのほか、予約1件が入っているという。
 この事業は、旧高遠町が04年2月から開始したもので、合併に伴う事業の調整で継続することになった。開始から合併までの活用は1件だったが、両親が遠方にいて夫婦だけで大変な思いをしたなどの実態があり、心身の休養に支援が必要と考えた。「育児は一人で悩まず、相談して」と呼びかけ、地域で子育ての助け合いをする組織「ファミリー・サポート・センター」を含め、支援を必要とする人に対してサービスの活用を促している。
 申し込みは、市役所、高遠町・長谷の各総合支所へ。

前のページに戻る 一覧に戻る