伊那市職員がタウンウォッチング
旧3市町村の文化歴史理解
伊那市の職員を対象とした新「伊那市」のタウンウォッチングが10日、旧3市町村の各地であった。それぞれの地域の文化、歴史が詰まった施設などを見て回り、職員同士の交流を図りながら新市の一体感を強めた。
職員研修の一環として10、24日の2回に分けて実施。ともに市内全域一日コースのほか、旧伊那市・高遠町・長谷村地域の半日各午前、午後の計8コースあり、258人(延べ)の希望者が選択し、バスや徒歩で視察する。
この日は延べ129人が参加。市内にある支所、公民館、清掃センター、高遠城址公園、美和ダムなどを見た。一番人気があったのは旧長谷村地域の午前で、32人が熱田神社や中尾座、道の駅などを訪れた。
旧高遠町地域の午後コースでは、旧伊那市、長谷村在住の職員13人が進徳館、高遠町歴史博物館などを見学。参加した政策推進課の篠田貞行さん(51)=伊那市上牧=は「進徳館では江戸時代から続く歴史を実感した。3市町村合併した新市の中でも、この歴史をつないでいければ」と話した。
24日のタウンウォッチングは、延べ129人が参加する予定となっている。