地元伊那谷産の竜峡小梅で梅酒仕込み始まる
宮田村新田区の本坊酒造信州工場で12日から、地元伊那谷産の竜峡小梅のみを使用した梅酒の仕込み作業が始まった。箕輪町と中川村の選果場から3日間で10トンの小梅を搬入。ブランデーとホワイトリカーに分けて約3か月間漬け、熟成を経て2種類の梅酒となる。 収獲されたばかりの小梅を工場に運び、手作業で洗浄。乾燥後、原酒が眠るタンクに投入した。
同工場初の梅酒としてホワイトリカーで仕込み、ブランデーを調合した「伊那谷の梅酒」を昨年4月に発売。
今年3月には仕込みからブランデーを使った「竜峡梅酒」が加わった。
小梅を使った梅酒は比較的少ないが、その味の良さで全国の消費者から好評を得ている。
「竜峡梅酒」は年間約4万本、「伊那谷の梅酒」は約五千本の出荷を予定している。