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村職労が企業人事を学習

村職労が企業人事を学習

 宮田村職員労働組合は6日、企業の人事評価の実態や求められている人材について知ろうと学習会を開いた。村理事者は職員の意識改革を掲げ、人事評価などにも取り組む姿勢を見せているが、組合としても自ら積極的に理解を深めようと開いたもの。組合員の半数近い50人ほどが出席した。
 この問題を組合として取り挙げることに、組合員にも賛否両論あったが、小林敏雄委員長は「民間の実状を知っておくことは大切。村は我々に言葉で改革と投げかけるが、納得行く形を一緒に考えられればと思う」と話す。
 学習会は、あるメーカーの元人事部長で、人事評価に詳しいイーキュア社長の池口良明さんが講師。
 「人が人を評価するのは難しいことだが、企業だけでなく公務員も含め社会全体の避けられない課題となっている」と説明した。
 成果主義とは「どれだけ長く働いた」ではなく、「毎日これだけのものをやったというものを持つこと」とも指摘。
 「公務員の皆さんにとっては難しいかもしれないが、成果は時間ではないことを頭に入れて。意識を持てば、仕事にも変化が生まれるはず」と強調した。
 終了後、小林委員長は「多くの職員にとって、民間企業の人事につい具体的に学ぶ初めての機会になった。個人的な意見だが、良い研修だったと思う」と感想を漏らした。

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