認知症高齢者連絡会が学習会
介護に関わる事業者や家族ら関係者でつくる宮田村の認知症高齢者連絡会は6日夜、NPO法人県宅幼老所グループホーム連絡会の田中正廣理事長を講師に学習会を開いた。認知症高齢者だけでなく、家族を含めたケアの必要性を示し、双方に自信をつけさせるのが周囲の役割と指摘した。
家族から制約を受けたり、しかられるほど、認知症の高齢者は混乱すると説明。「認知症には家族の支えが絶対必要。介護疲れの家族を盛りたて、つなげてあげるのが我々の仕事」と話した。
認知症高齢者に対しては、失ったものを指摘して否定するのではなく、変わっていない部分などを認めることが大切と説明した。
約70人が参加。在宅介護を支援する先駆者として活躍する田中さんの話しに熱心に耳を傾けていた。