八ッ手間伐研修センター完成
県産・地元産材を豊富に使用
伊那市は10日、同市手良沢岡の八ッ手公民館跡地西側に建設した、木造公共施設整備事業「八ッ手間伐研修センター」の竣工式をした。小坂樫男市長や用地寄付者のルビコンの登内英夫会長のほか区民ら100人が出席し、完成を祝った。
古くなった公民館の改築に合わせ、県産材を豊富に使用し、一般住宅などへの波及のためのモデル公共施設として建設。市内で同事業によって建てた施設は小澤地域交流センター、羽広マレットゴルフ場休息所などに続いて7施設目となった。
八ッ手間伐研修センターは木造平屋建の木造在来軸組み工法。研修室3室、会議室1室、調理室などがある。延べ床面積は278・24平方メートル。工期は05年5月23日縲・6年3月10日。事業費は約5526万円(うち40パーセントは県補助)。
使用した木材はカラマツ、アカマツ、スギ、ヒノキなどで上伊那地域産も使用。施設の特色は、12センチ角のカラマツ材を張り合わせて、強度を高めた柱と梁を使っていることなどが上げられる。
小坂市長は竣工式のあいさつで「区民の皆さんが協力しながら(地域活性のために)盛り立ててくれる場として活用してくれれば、建てた意義があると思う」と話した。