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地区社協の設立に向けて勉強会

 伊那市の高遠町社会福祉協議会は10日夜、町総合福祉センター「やますそ」で地区社協設立に向けた勉強会を開いた。民生児童委員、ボランティアら約100人が集まり、先進地の活動発表などを聞いた。
 地区社協は区単位、常会単位など住民が活動しやすい範囲を考え、準備が整ったところから順次、設立する。事業内容は災害時の助け合い、一人暮らし老人への弁当配達、雪かきの手伝い、子どもの声かけ見守り活動など地域の実情に合わせて検討する。
 一昨年から、地域のふれあいを高め、心豊かに暮らすため、小地域での組織づくりの必要性が出ていた。町内に地区社協はないものの、高齢者に外出の機会を与える「ふれあいサロン」などを実践する地域がいくつかあり、それらの活動を核にしていけば、スムーズに設立できるのではないかという。
 今後、各地区にあるすみよい地域づくり会議で説明し、設立助成金を交付して設立に向ける。
 勉強会では、町社協側が地区社協設立の必要性、活動範囲、組織などを説明し、伊那や高遠の4地区の地区社協会長らが活動の様子や運営方法などを紹介。
 伊那市笠原地域社協の赤羽要会長は、寝たきり老人や一人暮らし老人、母子家庭などの実態を把握し「困っている人が助けてくれといえる環境づくりが大切」と話した。

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