信大でミツバチの管理方法などを学ぶ実習体験
信州大学農学部で15日、ミツバチの管理方法などを学ぶ体験実習があった。食料生産学科2年生と地域住民約30人が参加。伊那市御園の養蜂家・小松実治さん(74)を講師に迎え、みつ採取を体験したり、ミツバチの生態などを学んだ。
家畜管理など学ぶ食料生産学科が例年行っている実習。今年は、地元の人にもミツバチを知る機会を提供したい竏窒ニいう小松さんの提案で、一般からも参加を募った。
小松さんは、構内に設置した木箱から蜂の巣を採取。学生たちは、その巣からみつを搾り出す作業を体験。甘い香りに歓声を挙げながら、遠心分離機を回した。また、みつロウのキャンドルづくりにも挑戦した。
小松さんは「西洋ミツバチは日本ミツバチと違って人に慣れる性質があるため、養蜂ができるようになった。花粉の交配、みつの採取など、さまざまな場面で使われてきた」と、ミツバチと人の歴史を語った。