はら美術で風炉先屏風と茶の湯軸装展
伊那市旭町のはら美術で19日まで、「風炉先屏風と茶の湯軸装展」が開かれている=写真。裏千家家元、表千家家元など、そうそうたる面々による茶掛や、デパートなどの展示会場でも出品することが少ないという風炉先屏風など約25点が、訪れた人たちを楽しませている。
茶掛は大徳寺歴代の高僧や裏千家家元・淡々斉宗匠などに加え、数年前に隠居した鵬雲斉玄室大宗匠の数少ない玄室書や、千家十職人の奥村吉兵衛が表具し、軸先を土風炉師の永楽善五郎が手がけた而妙斉宗匠の作品もある。
また、春日大社の倒木を使った珍しい風炉先屏風などもあり、主催者は「ファンも多い作品の数々。見るだけでも価値があるので、ぜひ足を運んでほしい」と話していた。
午前11時縲恁゚後6時。入場無料。