県河川協会が高遠町高砂河川愛護会を表彰
長年の功績が評価
高遠町を流れる藤沢川の美化に長年努めてきた高遠町西高遠高砂町のグループ「高砂河川愛護会」が、県河川協会から表彰された。阪下哲彦町内会長(74)は「高齢者世帯が多い町だが、今後も一生懸命がんばっていきたい」と受賞の喜びを語った。
今回、県下で表彰されたのは1個人4団体。高砂河川愛護会は長年の経歴と年2回の河川美化活動が評価された。高遠町の団体が河川活動で表彰されるのは今回が初めて。
川の水が生活水の一端を担っていた高砂町は、戦前から生活習慣の一部として町内河川の美化に努めてきた。戦中、一時活動を中断したこともあったが、戦後再開。ごみ拾いが中心だった活動も時代と共に変化し、近年は、大水の減少に伴い繁殖が著しい河川の草刈りが活動の主体になっている。
草が成長する6月と盆前の8月には「帰郷する人に故郷の川を楽しんでほしい」と町内全16戸が河川清掃や草刈りに取り組んでいる。