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健全経営前提、施設改修は段階的に
老朽化する観光開発施設について答弁

 経営する観光ホテルや山小屋(山荘)の施設老朽化と長期債務が問題化している宮田村の第三セクター宮田観光開発の社長に5月末就任した清水靖夫村長は20日、施設を全面改修ではなく部分改修で内部検討していると明らかにした。また、今までの経営体質を反省、清算するために社長に就いたと語り、職場環境の整備、観光資源の有効活用を含めた5点からなる改革基本方針を示した。
 村議会6月定例会一般質問で答弁。老朽化が進む現施設では経営に影響がある点にふれ「このままではどうか、という指摘もあり内部で検討している」と説明。
 ただ、改修するにしても健全経営が前提との認識を示し「全面改修ではなく、段階的に部分的な改修の手段を考えている」と話した。
 経営改革の一環で同社は昨年、当時の矢田義太郎前村長が経営トップの社長を退き、会長職に。
 社長非常勤が経営に支障をきたすとの考えに基づいたが、今年の株主総会で、清水村長はあえて社長に就任した。
 この日の答弁で示した改革基本方針は、責任と権限を持った職場環境の整備など内部強化のほか、村内や近隣を絡めた観光資源の有効活用なども盛りこみ、推進にむけて強い意欲をみせた。

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