ハワイアンバンド40年の時を経て再結成
還暦迎え今も青春
復活ライブ大成功
1960年代を中心にハワイアンバンドを組んで音楽活動していた宮田村の男女5人が、約40年ぶりに再結成。21日に同村デイサービスセンターを慰問して復活ライブを開いた。当時10代、20代だったメンバーの多くは還暦を迎えたが、今再び青春を謳歌(おうか)している。
メンバーはリーダーでベースの蓑和茂さん(65)=町3区=、ウクレレ、ボーカル担当の小沢常明さん(68)=町1区=、松浦映子さん(60)=南割区=、スチールギターの北原琴治さん(60)=大原区=、サイドギターの小林孝さん(58)=町2区=。
新たにバンド名を「宮田プラムハワイアンズ(MPH)」と名付けた。
5人は同じ職場の元同僚で、若かりし頃にバンドを結成。ダンスホールなどでライブ活動もしていた。
その後、多くのメンバーは楽器にふれることもなかったが、「余暇をみんなで楽しもう」と今年になって再び集まった。
この日のライブではハワイアンのほか、かつて演奏していた当時の歌謡曲なども披露。
懐かしいメロディに観客の高齢者たちは口ずさんだり、体でリズムを取るなど大盛況。
想定していなかったアンコールも求めらたメンバーは「青春が戻ってきた感じ」と笑顔が広がった。
2月から本格的に練習を開始。「まだまだ未熟だが、昔の感覚が徐々に戻ってきた」と小沢さん。
今後も施設などに出かけ演奏活動する予定だが、蓑和さんは「もっと練習して、多くの人に喜んでもらえたら」と話した。