子ども昆虫教室
駒ケ根市立博物館は親子・子どもふれあい事業の一環として31日、子ども昆虫教室を東伊那のふるさとの丘・あゆみ館で開いた。駒ケ根市のほか伊那市、飯島町などから親子ら11人が参加し、昆虫採集の方法や標本の作り方などを学んだ。
講師の駒ケ根市誌編集委員田中邦治さんが虫捕り網の上手な使い方などを伝授した。「チョウなどは特に羽が傷みやすいから網は出来るだけ軟らかい材質の物が良い。網から取り出す時は羽を持ってはいけない。胴体を軽く押すと仮死状態になるから胸のあたりをつまむように」参加者らは「初めて聞いた」などと感心しきりだった。標本の作り方について田中さんは「足と触覚をきちんと整えてない物は標本とはいわない。特に触覚は細長くて傷みやすいので慎重に」などと指導した。
講義の後、参加者らは虫捕り網を持って近くの林に繰り出し、覚えたばかりの方法でトンボやチョウを上手に捕まえていた。