飯島町自然と共生する農業セミナー
水稲いもち病の発生生態と防除を学ぶ
千ヘクタールの自然共生農場づくりを進める飯島町営農センターは19日夜、農村環境改善センターで自然との農業セミナーが開講した。
自然共生農場づくりの取り組みの輪を広げ、環境に優しい農業に対する理解を深め、実践する農業者の育成がねらい。約30人が受講し、来年1月まで7回開き、いもち病やカメムシの防除、エコファーマーの認定制度について学ぶ。
初回はエコファーマーに認定された紫芝勉さん(田切農産代表、飯島町1号)に県知事の認定書の伝達各地区のいもち病予察員の委嘱に続き、病害虫防除所の辻さなるさんを講師に水稲いもち病の発生生態と防除、予察技術について理解を深めた。
この中で、辻さんは「上位葉に進展した葉いもちは、そのまま穂いもちの感染源になる。穂いもちによる被害を出さないために、葉いもちがまん延する前に発生を把握し、予防対策が大切」と早期発見、早期予防を強調した。
各地区のいもち病予察員は次のみなさん(敬称略)
▽飯島地区=小林政司▽田切地区=紫芝勉▽本郷地区=小林雄一▽七久保地区=鎌倉寿秀