山を愛する会がシーズン初めの夏山満喫
本格的な夏山シーズンを迎え、宮田村の愛好者でつくる「宮田山を愛する会」(藤田宜久会長、38人)は3千メートル級のアルプス連峰への山行を今季も開始した。11月まで毎週のように各地の山へ登る。
18日は南アルプス仙丈ケ岳とアサヨ峰の2手に分かれて登頂した。
「無理をせず、楽しく安全に」がモットーの同会。前日まで天気予報とにらめっこする日々が続いたが、天候は回復して計画通りに登山した。
梅雨の中休みで青空も広がり、稜線を登るごとに天空のパノラマは鮮やかに。
キバナシャクナゲなど咲き始めの高山植物や、羽の色が白から茶に変わったライチョウも出迎えた。
仙丈ケ岳を目指したパーティーのリーダーを務めた中村八重子さんや藤田会長らは「この幸せがあるから、疲れてもまた山へ登ろうと思う」と話した。
同会は村公民館が数年前に開いた村民登山をきっかけに発足。会員の年齢層も幅広く、無雪期の登山を基本としている。
7月中旬には同じく南アルプスの北岳へ1泊2日で登る。新規会員も随時募集中。問い合わせは藤田さん85・4366まで。