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英語弁論大会で上農の御子柴すみれさんが全国大会へ出場

英語弁論大会で上農の御子柴すみれさんが全国大会へ出場

 全国の高校生が英語で主張し合う第26回英語弁論大会の県予選が23日、南箕輪村の上伊那農業高校であった。モンゴルで感じた自身の思いを訴えた上伊那農業高校生物学科2年の御子柴すみれさんが、最優秀賞を獲得。長野県代表に決定した。
 国際理解への関心を深めることなどを目的とした大会。参加者は、制限時間内に英語弁論を展開し、論旨、態度、音声の総合評価で競い合う。今年は、県下7校から17人が参加した。
 御子柴さんは「遊牧民の生活に魅せられて」と題して過去に訪れたモンゴルで感じた思いを発表=写真。
 現地を訪れるまでは馬、大草原など、雄大な自然のイメージが強かったが、首都、ウラン・バートルでは、近代化が進み、都市の片隅には、親を失った子どもたちがマンホールで生活をしていた。一方、田舎では、今なお遊牧生活が営まれており、その中にある人々の温かさに触れる。
 御子柴さんは、多くの人が物質的な豊かさを求めて遊牧生活を離れつつ実情にある「本当に都市の方が幸せなのでしょうか」と、複雑な思いを投げかけた。
 留学生による日本語弁論大会の予選もあり、県内で唯一参加した赤穂高校のスティーブン・オーエンさんが全国大会に出場する。

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