かかし隊が・スかかし・スを手づくり
汗して収獲の喜びを味わう宮田村公民館の親子体験講座「われら、かかし隊」は24日、案山子(かかし)づくりに挑戦した。表情もユーモラスに完成。隊のシンボルにもなる立派な出来映えで、野菜や稲を育てる自分たちの田畑にさっそく飾りつけた。
隊の名前にもなっている「かかし」だが、約20人の親子にとって、つくるのは初体験。
各家庭から古着などを持ち寄り、町3区の加藤政義さんが指導した。
ワラでつくった本体に古着を重ね着。子どもたちは顔の表情をマジックで描いた。
「鼻水も垂らしちゃお」「リボンもつけよう」と、遊び心満点。
「怖い顔だ。こりゃ鳥も人間も逃げるわ」と、親たちもその出来映えにビックリした。
2体つくるはずが、調子に乗って3体目も製作。水田と畑を見張るように、さっそく設置した。
「見ることもなけりゃ、つくったこともない。見よう見真似だったが、楽しかった」とある父親。
この日は、先月末に植えたハツカダイコンやキュウリも収獲でき、天の恵みを肌で味わっていた。