箕輪町議会6月定例会閉会
箕輪町議会6月定例会は26日、委員会付託していた議案、意見書提出の追加議案を可決し、閉会した。
3月議会で継続審査となっていた箕輪町国民保護協議会条例制定案は、総務文教常任委員長が原案を可決、付則を「この条例は、公布の日から施行する」に改める修正案を報告。条例案について「時期尚早。住民の間に議論が熟していない」「戦争で国民の生命、財産は守れない。外交手段でやるべき。政府が決めたことだから仕方がないという理事者の気持ちは、わからないではないが、この条例で住民の生命、財産は守れない」など反対討論があった。採決は、賛成多数で可決した。
同じく継続審査になっていた国民保護協議会条例制定案にかかわる町特別職非常勤の報酬に関する条例一部改正案も可決した。
上伊那地区憲法を守る会と箕輪町職員労働組合が提出していた「住民を戦争に巻き込む『国民保護計画』を策定せず、『無防備地域宣言』を行うよう求める請願」は関連議案の可決により、みなし不採択となった。
今議会に提出された箕輪町国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例制定案も可決した。
請願・陳情の採決結果は次の通り。
◆採択▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽少人数学級の早期実現や複式学級の編制基準の改善、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽核兵器廃絶国際協定実現を国連とすべての国に呼びかける意見書提出に関する陳情書▽「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書◆趣旨採択▽「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書◆不採択▽「高校改革プラン『実施計画』で地域の合意のない部分を撤回し、学校現場に十分検討期間を保障できない平成19年度実施を見送ることを求める意見書」採択を求める陳情書◆継続審査▽箕輪町入札制度の改善を求める陳情書