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駒ケ根市に防災カメラ映像送受信開始

駒ケ根市に防災カメラ映像送受信開始

 土砂災害の前兆をいち早くつかんでもらおうと国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三所長)は駒ケ根市に対し26日、中央アルプス駒ケ岳の千畳敷と駒ケ根高原こまくさ橋の2カ所に設置してある防災用監視カメラによる動画映像の提供を始めた。市役所で行われた送受信開始式には中原正純市長はじめ市職員と同事務所の担当者など約40人が出席。テレビモニターのスイッチが入れられて監視カメラの画像が画面に映し出されると、見守る職員らから大きな拍手が起こった。中原市長は「現地の状況を居ながらにして即座に把握できることとなって大変頼もしく、うれしい。災害防止に有効に生かしていきたい」とあいさつした。
 画像は災害時にも信頼性の高い光ファイバーを通じて国土交通省から市役所に伝達される。同所管内では飯島町、大鹿村に続いて3番目の接続。
 同事務所が設置している監視カメラは河川13、砂防28の計41基。このうち駒ケ根市には今回画像の配信を始めた2基を含め5基のカメラが設置されている。同事務所は今後これらについても整備を進め、順次画像を配信していきたいとしている。

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