福祉マップ完成
伊那市内の商店や施設、レジャースポットなどのバリアフリー環境を示した「福祉マップ」が完成した=写真。
障害者にも気軽にまちへ出かけてもらえるように竏窒ニ、昨年10月から検討を進めてきたもので、宝くじ助成の事業援助を受けた。
制作は、以前にもマップを制作した経験のある障害者ボランティアサークル「ひまわりのたね」に依頼。行政の視点からではなく、実際に使用する人の目線を重視した。
マップの大きさはポケットサイズで、前回はなかった高遠、長谷地区も掲載した。ショッピングセンター、レジャー施設、飲食店などを分野ごとに分け、障害者用の駐車場、スロープ、点字ブロックなどの有無を表示。トイレについては「障害者用トイレの記載があっても形によっては使えなかった」という声もあったため、形態の分かる写真を添えた。公共施設に限定せず、レジャー施設なども盛り込むことで、外出したくなるような内容を目指した。
マップは全5千部発行し、市内の障害者家庭に配布する。また、社会福祉課窓口に置き、希望者にも配布していく。