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第19回川シンポジウムで魚の放流

第19回川シンポジウムで魚の放流

 魚にきれいになった川へ戻ってきてもらおう竏窒ニ25日、伊那市内にある河川7カ所で、アマゴ2500匹の放流があった。西春近小出島区の戸沢川では、地域住民約70人が参加。バケツを手にした子どもたちが、水の感触を確かめながら魚を放った。
 19回目の「川シンポジウム」の一環。水質や河川環境の改善により、魚などが生息できるようになった河川に魚を放流することを通して、保全意識の一層の向上を図る。呼びかけに応じた地区などで実施。今年は長谷市ノ瀬区の参加があり、三峰川沿いの2カ所でも放流した。
 戸沢川では、川シンポジウム実行委員会の久保田祥圃代表が「合併した高遠、長谷地区にはきれいな川が多いが、旧伊那市の川は生活排水などでいまだに汚れている。放流しなくても魚が泳げるような川を1日も早く実現できるよう心がけてほしい」とあいさつ。500匹のアマゴを小さなバケツに移して少しずつ放流した=写真。
 同地区は、河川パトロールなどを行いながら河川環境の向上に努めている。依然、生活排水の流入はあるものの、下水道の完備などに伴い、一昔前に比べると環境は改善してきているという。

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