中学生が村の特産品調査し、新たな味の開発も
宮田村の宮田中学校は27日、総合学習で地域に出て調査や交流を図る「調べ学ぶプラムデー」を開いた。2年2組は「宮田村を売り出そう」をテーマに、村の特産品を調査。それらを使って新たな名物を自分たちのアイデアで生み出そうと、料理開発に挑戦する姿もあった。
同学級は「これぞ宮田」という料理や菓子などを作ってみようと研究。マスや豆腐、キノコなど特産品ごと7つの班に分かれ、生産者の元へ足を運んだ。
そのうち「ドレッシング班」と「梅班」の9人は、町1区のレストラン・ときわへ。
「ときわの手作りドレッシング」は、子どもにもなじみの村の名産。
同中で収獲した梅を給食用のドレッシングにも加工してくれており、生徒たちは何か新たなヒントを得ようと店主の太田光一さんに話しを聞いた。
太田さんは「新たなものを作るのは大変だが、すごく面白いこと。物の大切さも分かるようになる」と生徒を激励。
ドレッシングにあう料理としてサラダスパゲティなどをアドバイスした。
できたてのドレッシングを分けてもらい、生徒たちはさっそく料理に挑戦。
「ドレッシング班」はスパゲティとマリネ、「梅班」は梅を加工して、新たな味を開発しようと取り組んだ。
「どうやって売り出すかなどは今後の課題。他の班とも協力しながら、オリジナルの味が生み出せたら」とある女子生徒は話した。
この日は各学級ごとテーマを持って学習。自然、歴史、社会問題など多彩な内容で、学校では学べない生の体験をした。