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井戸水汚濁訴訟の和解金支払い
東京高裁が控訴を棄却

 城南物産(本社・南箕輪村神子柴、埋橋常人社長)及び埋橋常人氏と南箕輪村の井戸水汚濁の損害賠償請求訴訟和解金支払いの問題で、東京高等裁判所は26日、城南物産と埋橋氏の控訴を棄却した。
 村は05年8月、和解金450万円のうち村税滞納分を差し押さえて残金を支払った。これを不服とする埋橋氏側に対し、村は異議を申し立て、今年1月、長野地方裁判所伊那支部で勝訴。埋橋氏は「差し押えは許されない。相殺禁止規定に反する」と東京高裁に控訴した。
 棄却の判決に埋橋氏は「上告するか戸惑っている。代理人、知人の意見を重んじ今後の対応を決めたい」としている。唐木一直村長は、「高裁が地裁伊那支部同様、村の主張を全面的に認めてくれたもので高く評価している。高裁の判決を尊重し、この争いが決着することを希望している」とした。

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