小沢花の会が地元児童と花植え
夏・秋花は例年の倍
花による景観形成を進める伊那市の小沢花の会(池田清和会長、約50人)は25日、伊那西部広域農道沿いの花公園などで夏から秋に咲く花の苗を植え込んだ。
会員と、花による交流が続く地元伊那西小学校の児童が参加。農道両脇4カ所の花壇合わせて約30アールにサルビア、マリーゴールド、百日草、クレオミなど例年より倍の15品種約8千本の苗を植えた。
花公園は広域農道の開通後、荒廃していた耕地を花の会が11年前から除々に整備。花壇のうち、芝桜で富士山をかたどった華やかな「花富士」は多くの人を魅了している。
今春はツアーバス80台以上が訪れるほどで、観光名所の一つとして人気を集めるようになったことから、毎年夏から秋にかけて咲かせる花も「より多くの人に、より長い期間を楽しんでほしい」と例年より品種を増やした。
「花壇づくりが盛んになったことは喜ばしいこと。子どもがかかわる事件が相次ぐ殺伐とした世の中を明るくする一つの手伝いになれば」と池田会長。
花は7月から11月ごろまで順に咲き、道路沿いを鮮やかに彩る。色とりどりの花が咲きそろう8月中旬が見ごろという。