駒工を育てる会
伊南4市町村の教育関係者らでつくる駒ケ根工業高校を育てる会(会長・中原正純駒ケ根市長)は3日夜、会議を駒工で開いた。約30人が出席し、今後の方針などを確認した。
中原会長は「赤穂高校への統合はひとまず回避できたが、将来どうなるかは未知数。この会は当面続けるが、存続のために学校と地域の人たちで組織するワーキンググループをつくり、より魅力ある高校づくりを図ってはどうか」とする方針案を提案。全会一致で了承された。
05年6月に県教育委員会が発表した高校改革推進プランの中で、駒工を赤穂高校と統合する案が示されたことを受けて、同会は駒工存続に向けて署名運動などの活動を行ってきた。今年3月、県教委は改革プラン実施計画を示し、駒工の統合を見送る結論を発表したが「必要に応じて自校の将来像を検討するための組織を設置するなどして竏・中略)魅力づくりに関する検討を進めていくことが大切である」などとして、今回の再編整備案の対象とならなかった学校についても魅力的な学校づくりを推進することを求めている。