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東京ビッグサイトに上伊那20社が出展
機械技術要素展盛大に

東京ビッグサイトに上伊那20社が出展<br>機械技術要素展盛大に

 東京都江東区有明にある東京ビッグサイトで日本最大の部品加工技術の展示会「機械技術要素展」が始まった。上伊那からは20社が出展、初日の22日から多くの来場者の注目を集めた。
 同展示会は、製品の開発製造に重要な機械部品・加工技術の粋を集めたもので、9回目。全国から561社が参加。同時開催の第16回設計製造ソリューション展、第13回産業用バーチャルリアリティ展と合わせると1019社、来場予定者6万7000人を数える大規模な産業展だ。
 上伊那からは宮田村機械加工グループ7社、箕輪町商工会工業部会3社(製品展示ボックスでの参加はほかに18社)、伊那市などが進めるニューフロンティアin伊那の4社、駒ヶ根テクノグループの4社、そのほか2社が参加している。
 直径0・数ミリの微細穴加工や、新素材・難加工材の加工、ユニークなアイデアの加工ロボットなど、各社独自の技術を趣向を凝らして展示し、上伊那の製造業の水準の高さを示している。
 村内の主要な加工業者が勢ぞろいした感のある宮田グループのブースは、場内でも人目をひく洒落た作り。同村のパブリックレコードの映像収録クルーも従えて、村商工会を上げての展示となった。
 箕輪町商工会は、ミカドテクノスや伊藤製作所が自社製の製造用ロボットをデモ運転し、多くの客の足を止めた。<br> ニューフロンティアin伊那のテク・ミサワは、07年から欧州で施行されるクロムフリー(6価クロムなどの使用規制)に対応して新素材の加工に挑戦。
 駒ヶ根テクノの塩澤製作所は、ダイキャスト製品の一貫製造や図面なしの少量試作のシステムなどを展示して注目を集めた。
 出展した駒ヶ根市のハヤシの林社長は、会場で「自社の技術について質問され、他社の技術を垣間見られるのは大いに刺激になる。こうした催しに力を合わせて参加することが重要」と話した。
 同展は24日まで行われる。

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