富県グリーンツーリズムが長谷の農家民宿で郷土料理の研修会
都会から田舎を訪れる人たちをもてなす方法を学ぼう竏窒ニ、伊那市の富県グリーンツーリズム推進委員会は13日、女性を対象とした視察研修会を伊那市長谷の農家民宿「みらい塾」で開いた。約30人が参加し、田舎料理を使ったもてなし方法や、宿泊者を受け入れるためのノウハウを学んだ。
同会は、伊那市富県地区の高烏山を背景に、農産物の収穫体験などをグリーンツーリズム事業の一環として展開している。昨年から、女性を対象とした郷土料理研修会を月に一度開催。地元農産物を使った郷土料理を学んでもらうことを目的としており、最終的には都会からの観光客を農家民泊でもてなせるようにしていきたいと考えている。
しかし、富県の住民は外部の人を自宅でもてなすことに慣れていないという実情もあり「まずは農家民泊を知り、その考え方に慣れてもらおう」と、今回の研修を企画。地元でも先進的に農家民宿をしてきたみらい塾を訪れた。
参加者は、蔵を利用した宿泊施設や、いろりなど、昔ながらの概観を生かした宿泊施設を見学。その後、地元農産物などで作られた郷土料理を試食した=写真。みらい塾の女将、市ノ羽幸子さんの立ち居振舞いなどから、客人との触れ合い方などをじかに学んだ。