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伊南市町村議員研修会と親ぼく球技大会

桃沢匡行さんが「伊那谷の歴史と風土」と題して講演、親ぼくソフトでは駒ケ根市が優勝

伊南市町村議員研修会と親ぼく球技大会

 伊南市町村議会議員研修会が14日、飯島町役場防災集会室であった。4市町村の全議員と事務局職員ら約70人が、郷土史家の桃沢匡行さん(本郷)の「伊那谷の歴史と風土-伊南を視点において」と題した講演に耳を傾けた。
 桃沢さんは日本最古の通貨、和同開ちんやふほん銭が下伊那で発見されたことに触れ「奈良と大阪でしか発見されなかったものがなぜ、伊那谷で見つかったのか」と話し始め、東国平定を進める日本武尊は、碓氷峠から伊那に下り、駒ケ根市の大御食神社で赤須みこからもちをごちそうになり、たくさん食べたので「大御食神社」と呼ばれるようになったと紹介。また、東海道と並び重要な道として位置付けられた東山道の通過地が5カ所あり、当時、伊那谷は地理的にも重要な場所だったとした。
 「源氏の分かれ、片桐氏は、平安から鎌倉時代まで、宮田から松川までを治めた。800年前から伊南はひとつだった」と話した。
 講演はしばしば脱線し、「清和天皇を祖先とする家系図はほとんど偽物」「信玄文書も、物や所領を与えると書かれたものはあやしい」などと話したほか、わら人形に5寸くぎを打ちこんでのろい殺す「丑の刻参り」の作法も伝授するなど、ユーモアに富んだ講演に、議員らは楽しく、伊那谷の歴史に理解を深めた。
 昼食後、場所を飯島運動場に移し、恒例の親ぼくソフトボール大会。駒ケ根市議会は初戦の飯島町議会を破り、宮田村議会と決勝を戦った。因縁の対決は今年は8対1で駒ケ根市が圧勝した。
 3位決勝戦では飯島町は中川村に、逆転サヨナラを喫し最下位に甘んじた。

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