【記者室】熱中症と水分補給
梅雨が明けないまま蒸し暑い日が続く。気温だけでなく湿度も高いこんな時季には熱中症に注意が必要だ。日本気象協会によるとここ数日の県内の熱中症ランクは5段階のうち4に当たる「厳重に警戒」だという▼熱中症はただの暑さ負けとは違う。体温調節ができなくなって頭痛や吐き気、けいれんや失神などの症状が起こり、場合によっては死亡に至る。予防には水分補給が最も大切だが、汗とともに失われた塩分も同時に取る必要がある▼昔は運動中に水を飲もうとすると「根性がない証拠だ」「余計汗をかく」などと言われて納得していたものだが、今では水分は積極的に補給すべき竏窒ニいうのがスポーツ医学の常識だ。こまめな水分補給でこの時季を乗り切ろう。(白鳥記者)