ふきはら大学院健康講座
箕輪町の町公民館学級「ふきはら大学院」は14日、健康講座を町文化センターで開き、食をテーマに食生活の変化、食に関する高齢者の身体的特徴などを学んだ。
町の保健師を講師に学生22人が受講した。
食に関する高齢者の身体的特徴として▽かむ力の低下▽唾液や消化液の分泌の減少▽飲み込む力が弱くなる▽腸のぜん動運動の低下-などを挙げた。
保健師は、唾液分泌の低下により口の中での糖質の消化が不十分で胃に負担をかけるためよくかんで食べる、のどの渇きに鈍くなるので脱水状態にならないよう水分をしっかり補給することなどをアドバイスした。
味覚は甘み、塩味、酸味、苦味などのすべてが年齢とともに低下し、特に塩味と甘みが感じにくくなるため濃い味を好むようになることを説明。塩味は最も衰えるため、塩分制限が必要な人は十分注意するよう話した。