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箕輪町 大雨の影響
天竜川護岸補強工事続く
2カ所で避難生活

箕輪町 大雨の影響<br>天竜川護岸補強工事続く<br>2カ所で避難生活

 箕輪町松島北島地籍の天竜川右岸の堤防が決壊した現場では、19日から夜を徹して護岸の補強工事が続いている。
 決壊は長さ400メートル、幅50メートル。堤内地側への浸水被害はない。決壊した場所全面に大型の土のうと、重さ5トンのテトラポットを積む作業をしている。153号バイパスの戸沢線から沢までの区間は通行止め。
 町は、「安全確認ができれば避難指示を勧告にしたい」としているが、北島地区は避難指示が続いている。避難対象は99戸210人。松島コミュニティセンターには20日も、28人が避難している。
 土石流が発生した箕輪町北小河内中村地区は、町建設業組合が土石や流木などの除去作業を続けているが、復旧には最低1週間かかる見込みという。
 中村地区の80戸300人は、北小河内公民館と南小河内公民館に避難していたが、18日午後3時に避難指示が勧告に変わり、20日午前10時に南小河内公民館の避難所を閉鎖。北小河内公民館に合流し、60人が避難生活を続けている。
 被害は床上浸水14戸、床下浸水17戸。中村と久保南部で約90戸が断水している。町は、20日中に復旧できるよう対応を急いでいる。
 松島コミュニティセンターと北小河内公民館の避難住民に対し町は、ながた荘の入浴券を配布。北小河内の住民は個々に、松島の住民は町のバスでながた荘に行き、1日ぶりに入浴した。
 町内は下古田で浸水、河川の護岸崩落、法面の崩落、土砂流出など各地で被害が出ており、応急復旧作業が続いている。

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