【記者室】豪雨竏樗ス省と教訓残せ
豪雨による災害で犠牲になった方々に心から哀悼の意を表したい。自然の猛威が過ぎ去ってみるとまるでうそのような平穏さだ。被害に遭った人にすれば、何事もなかったかのように動き始めた世の中と、以前と違ってしまった自分の暮らしの対比が一段とつらく悲しく感じられるのではないか▼この数日間というもの、国や県、各市町村の防災関係者らの苦労は大変なものだったろう。特に災害現場で対応に当たった多くの消防団員の働きは目立たないが大きかった。一息ついて英気を養ってもらいたい▼だが反省と教訓は残さなければならない。被害が起きるにはそれ相応の原因があるはずだ。今回経験した不安と緊張の気持ちを忘れず災害の予防に力を注いでほしい。(白鳥記者)