駒ケ岳ロープウェーに通じる県道週明けにも仮復旧へ
集中豪雨で大規模崩落した宮田村黒川平で22日、復旧作業が急ピッチで進み、寸断されている県道駒ケ岳公園線が仮設道路の設置で週明けにも仮復旧する見通しとなった。天候によっては遅れる可能性もあるが、中央アルプスの玄関口で夏の繁忙期を迎えており、関係者の努力が続いている。
22日午前までに、県道に流出していた川の流れを元に戻す作業が完了。午後からは流木などの片付けも始まり、道路復旧に着手した。
この日は雲の切れ間から青空も広がり、工事関係者は「天気が良いうちに、出来る限り進めたい」と作業に徹した。
県道は駒ケ岳ロープウェーへ通じる唯一の路線。寸断により接続するバスとともに運休し、周辺の宿泊施設はキャンセルが相次いでいる。
伊那建設事務所は「大雨注意報、雨量規制の解除も前提となるが、週明けには仮復旧でき、バスを通すことが可能になると思う」と話した。