児童ら 工夫こらして作陶に夢中
伊那市・西箕輪公民館教室
伊那市の西箕輪公民館事業の陶芸教室が22日、同公民館であった。恒例事業に本年も多くの小学生らが集まり、それぞれ趣向を凝らした作品づくりに取り組んでいる。
小学校の週休2日制対策として、6年目を迎える。毎年定員20人のところ、参加者の応募が上回る人気の教室。本年は園児から70歳以上の高齢者までの25人が受講している。
この日は本年2回目。粘土を練って、紐(ひも)状にして皿などをつくる技法「ひも作り」を、同公民館サークルの陶芸クラブ代表で辰野西小学校教諭の野口輝雄さん(54)=西箕輪大萱=から学んだ。
野口さんから「粘土を乾かさずに素早く巻く」ことを知った受講生らは、頭の中のイメージを膨らませ、皿や花瓶づくりに夢中。西箕輪小5年生の原朱花ちゃんは表面が滑らかな皿を製作し「自分でつくった料理を乗せたい」と喜んだ。
陶芸教室は月平均2回で、11月までの全7回。同教室で手掛けた作品は10月に素焼きし、11月に本焼をする。次回9月9日は「タタラ作り」による皿物をつくる予定となっている。