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2411/(日)

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上空から土砂崩落現場などを視察

伊那市では西春近の被害が甚大

上空から土砂崩落現場などを視察

 伊那市で23日、自衛隊のヘリコプターによる上空からの土砂崩落現場などの視察があった。地域住民に避難勧告が出ている高遠町藤沢松倉地区で、新たな崩落個所は見つからなかった。
 ヘリには小坂市長をはじめ、消防や広報担当者らが搭乗。土砂流出があった西春近の前沢川、橋脚が一部落下した殿島橋、松倉地区などを約1時間かけて回った。
 中央道下を横切って流れる前沢川は、中央道から上流約1キロにわたり、川沿いに細く土石流や流木があった。中央道で土石流を食い止めたことで、西春近柳沢地区への被害が大きくならなかった様子を確認した。
 そのほか、犬田切川上流などでも小規模な崩落があった。長谷に被害はなかった。
 小坂市長は「総体的に見て西春近の被害が甚大である。早急に対応しなければ、また崩れてしまう」と話した。
 視察は、自衛隊の災害地における対策の一環。避難勧告などに役立ててもらうねらいで、上伊那3市町であった。

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